なぜはずれたか、なぜ壊れたかを考えるときに、原因には二つの要素を考えます。
炎症(虫歯、歯周病といった細菌が原因)なのか、
力(くいしばり、はぎしり、噛み締め)なのか、
もしくはそのどちらともなのか。
炎症であれば歯磨き指導を主なものとする細菌除去、
力であればその力の軽減、コントロールが治療になります。
そして、見逃してならない大事な事があります。
歯並びの全体のバランスが取れているかどうかという事です。
なぜはずれたか、なぜ壊れたかを考えるときに、原因には二つの要素を考えます。
炎症(虫歯、歯周病といった細菌が原因)なのか、
力(くいしばり、はぎしり、噛み締め)なのか、
もしくはそのどちらともなのか。
炎症であれば歯磨き指導を主なものとする細菌除去、
力であればその力の軽減、コントロールが治療になります。
そして、見逃してならない大事な事があります。
歯並びの全体のバランスが取れているかどうかという事です。
同じ歯が繰り返し壊れるのには理由があります。そうならない為には、どうしたらいいのでしょう?
我々は、顎の骨に支えられた上下14本づつの合計28本の歯の連動した動きによって、食物を咀嚼(そしゃく)し食事します。
一本の歯はその他の歯の影響をうけた咀嚼運動をします。一本の歯だけが独自に運動している訳ではありません。
繰り返し同じ歯が壊れる場合は、その壊れた歯以外の歯に原因があります。
壊れた歯だけ治しても、壊れた原因がそのままだから繰り返し壊れるのです。
問題が起きた局所の原因分析だけでなく、全顎を分析し繰り返し再発しないよう対策を立てる必要があるのです。
痛い、外れた、欠けたといった来院の原因となった局所の原因分析だけでなく、何故そうなったかの原因について全顎を分析し、 他の場所の原因をつきとめてそこを含めて治します。
繰り返し起こるだろう再発を防ぐための治療を、当院ではグッドバランス治療といいます。
原則、左右対称、凸凹の無い、全顎のバランスの良い歯並びを最終ゴールとします。
全体のバランスが良いと再発は止まり、以前よりはるかに良く噛めるようになります。
全体のバランスが良いと、顎の関節にも無理が無く、頭への血流が良くなり、全身の健康にも良くなり、治療した歯は長持ちします。